駅メモ 同人購入物感想メモ(2024年1-3月)

今年2月3月のフットバとLステ。同人イベントでたくさん本を買ったので、その感想を書いてみようと思う。
なるべく読者気分で・・・と思いつつ、そのまま思ったことを連ねるので、物騒だったり
失礼になることがあるかもしれない。なるべく簡潔にシンプルに述べていきたいけど、ご容赦。
積まれた本を上から無造作に。テンポよくやっていこう

「灰景 朝焼けに溶けて」(いんとねっと+/ めろるさん)

連続写真みたいに撮った一瞬のような儚さと密度差でやられた。舞うメイドさん白エプロン、黒いシャツ、淡い色の髪色のコントラストがしっかりしてるので、ページ内でもページ感でも繋がりをスムーズに感じれて、こういう大胆で贅沢な見せ方があるのか…...なるほど…
となって表紙に戻るとカラーの眩しさと題字で二度やられる。いやカラー版も楽しみですね…筆早い方なので楽しみ……

「No.(1~3)Plan」(こなゆき/ ゆき さん)

大きな写真とでんこ、手書きのキャプションがシンプルに配置され、旅を追うようにページをめくれるミニ旅行エッセイ。
1作が雑誌のカラーページ連載1回分のようなテンポでおしゃれ。これなら3作一気に出るのもわかる気がする。(早すぎる…)
鶴見線など、知っている場所も登場したけど、同じ場所でも人によって切り取りが違って面白い。同じエリア・路線で、色んな人が作品を作るとどうなるんだろう?

「でんこの故郷をガッツリちょこっと観光する本 作草部・天台」(サカノゼミナール/ サカノ塾長 さん)

でんこ達のガイドツアーで、毎回ゆかりの地を案内してくれるので旅行にも結構役立っている本。
公園から酒屋まで、いろいろなスポットを紹介してくれる親切さと、軽快かつ細かいアイコントークが呼んでて楽しい
どんな場所でも楽しく散歩できるようになるのでこういう本はスキ。特に今回の3人のカケアイは旅行番組みたいで素敵でした!カケアイだいじですね・・・

「でんこのさとでごはんをたべた 信楽スペシャル」(かっちかち山/ かっちさん)

ごはん屋を巡るシリーズ。のぼり窯カフェいったことあるけどいいよね…このシリーズもカケアイと写真のくみあわせで、場所ごとに色々なお店が紹介されており楽しい。沢山お店が紹介されているので3回分くらいは楽しめそうです(少食)

「大阪沿線散歩 南港ポートタウン線」(水の上から/ 網七トメさん・ミナカミさん)

ガッツリ散歩エッセイだー!(喜)ポートタウン線は「Lステぷち」のとき行ったくらいですが、駅ごとに色々ポイントあって、次行くときの解像度が上がる。関東民にとってはありがたいです。
ラストページのレンちゃんたこ焼きのセリフがキレッキレで笑いました。

あと高岡やまとさんの色紙です……ありがとうございます…コリッとした膝がよき……

「ハピネスらくがきまとめ!」(馬力本願寺/ ごってぃ さん)

話を聞く限り脅威のスピードで描かれた新でんこ「こはな」ちゃん本。
1冊1でんこを特集する本が大好物なのだが、とにかくポーズと等身がかわいく、筆が乗っているのがバシバシ伝わってくる。
ごってぃさんは自身の絵の魅力を最大限発揮できるキャラをいつもバッチリ外さず描いている印象で、本作も最短経路で火力を出したような本。沢山のスキと魅力を感じたので、いつか見れるのでしょう…さらなるハピネスを…

「停電の夜(第二版)」(仕立て屋プギ/ プギムラさん)

プギムラさんの同人誌が私ゃホント好きでね……
ルナの最高な絵本「停電の夜」の第二版。紙質も可愛くザラザラになったが、特に本文が黒+黄色から青+黄色になってさらに夜を甘く味わえる仕様に。
全ページルナが愛しい。一家に二冊ほしい。(一版と二版)

「にゃんでも旅行記 東京浅草編」(夜間飛行/ にゃんでも参事 さん)

旅行漫画!作者さんとちとせのデートを見せてもらっているようなレポ作品。
自然体で、かわいいおねえさんのように楽しむちとせがかわいい。バック持ってるシーンすら良い
浅草のおなじみの場所、知らなかった穴場、でんこのいつもの表情、でんこの見たことないポーズ。
それらが散りばめられていると、いろんなコマを隅々まで見たくなるのだな!

「(無題)」 (月水面下ゴツメとか/ゴツメとか さん)

金ビキニすばるの短い話。衣服に関する一幕ですが、こういうささやかな反応集みたいなのもかわいい。
いろんな衣装パターンでみてみたりしたい。

「KYU-J 個人旅レポ本 2024.1.28 JR九州イベ日帰り」(MOON ST4R/ KYU-J さん)

1日の旅程を克明に記録した文章エッセイ。レイアウトと余白がしっかりしていて、小さい判型だが読みやすい。
小さな章立てなのも場面が追いやすく、口語体でダレずに文章を紡いでいけるのは羨ましいので参考になる。
茶店のシーンなど、その人が旅行中に「よかったな」と思える時間が書面から見えると、読む方としてもすこしうれしい。

「厭忌冥喪ノ譚 腑奥」(コスモホッパー8390号/ やさぐれバッタ さん・ゆきさきはてん国 さん)

しっかり怖かったり不穏だったりするが、伝聞というスタイルと、短編が多くて心にダメージを負う前に読めて初心者にもやさしい。
「ふしぎな存在」のでんこをオカルト側で解釈したシリーズで、こういうでんこ解釈もあるのかなるほど…と思いつつ読む。
やさしいでんこの作品も多い中、こういうピリッとした話にも会えるんも、同人イベントならでは

「マスターオブ大阪への道~解説読本~ 2024年3月最新版」(フットバース撲滅委員会/ 243! さん)

あの関東民からしても複雑怪奇な大阪を路線別に解説した本。路線別は地味に助かる。
各ページ、過酷な路線図・綿密に紡がれる解説文章・そしてゆるい絵柄のでんこたちが醸し出す絶妙なバランス。
毎月大阪を全駅埋めているプロの技術を垣間見れる1冊。じぶんもそろそろやるか…MO大阪……

「Kiteki+ 03 紀伊国編」(秩父橋架道橋/ 風浦遙 さん)

土地と鉄道の自由研究の本。A4サイズなのは、情報量のおおい本書にとって読みやすくて助かる。
明度をおさえたカラーリングはキャラクター配色とも揃えてあって、絵と文と両方のマテリアルが目立っていい。参考にしたい。
このシリーズ、漏らしてても説明がないが特に違和感がないので、イラスト本にキャプションなんていらねぇのかもしれない。絵を見ろ、絵を……

「でんこと旅した思い出」(かきたまじる/珀桃さん)

時々Xで見かけていた思い出4コマの総集編。カラーで!このボリューム!!!分量がすごい…こんなに贅沢に…
かわいい4コマで紡がれることでいろいろなエピソードや感情が詰め込まれていて、読むほどにシンプルな表題に重みを感じる。
各コマごと旅情とでんこの顔が楽しめるのも凄いが、各話口絵の水彩風イラストがとても素敵で、メリハリになってるな…

「うたかたの星」(月面旅行代理店/ ちゃつみ さん)

「月夜にとけて消えた物語」「いつかどこかで」のような、この作者さんの書かれる駅メモSFが好きなのだが、この作品はそれらと甲乙つけがたくよかった。いや、良……この程よいボリューム(判型も含)でこんな関係性の質感かけるんだなぁ……
SFの切なさと奇妙さ、駅メモである必然性をもった話をこうスマートに出されるとまーーーーーじでため息が出る。
おはなしと質感は、自分も同人誌を描くうえで心に留めたいことである。。。

「Imaginary Film Album.」(西東京近傍系! / 田無小平 さん)

本サークルの主力、オリジナル衣装本。全身枠で描くのは結構勇気がいて自分とかは避けがちだが、それを全キャラで高速執筆で出しているところにポーズや衣服のパターンを持つ作者の引き出しが現れている。こういうバリエーションをリサーチするのも必要なんだよねぇということ……お前はどうだ?衣装雑誌とかZOZOTOWNとか眺めてるか…?
おきにいりはゆめのちゃんです。

「きらきらの旅」(まかろに煮込み鍋/ Tsukuda さん)

綺麗~~~~~!!!またやられた~~~~~~~!!!!(毎回言ってる)
大写しの写真、シンプルなキャプション。おまえがやりたかったのはこれや………
Tsukudaさんの絵は背景との「溶け合い」が凄い。写真でも絵でも、キャラと合わせた質感が本を通して統一されていて、きれい。こうやるのか。。。
そしてしっかりでっち羊羹は食べたくなる。しっかりパンフレットなのだ。。。。技術。。。
あとおまけのペーパーで急にハンドル切っておもしろコラム始まるのも笑った。どっちもつづいてほしい

「壱仟拾壱」(SWAN ABOUT/ 2個 さん)

このためにカラーにしてるのスゴ・・・・・おしゃれ・・・・
二個さんのキャラは「目」に可愛さが宿っていると思う。小さい子なので顔の完全中心に来ていて、そこの吸引性がある。
と白黒の絵だからこそなるほど・・・・とおもった。内容は言わずもがな。小さい子の腕とポーズ、じぶんが描いてみてえらいむずかしかったので、これもまたスキの技術の結晶なんだろうな

「ナギサコレクション」(うお座のねこ/ 発芽 さん)

フル手書き……この本の書きの線をすべて混ぜたら東京から大阪まで行けるのではないかと言わんばかりの画面を埋める絵と言葉。
凄まじい熱量。めちゃ描かれる方だよなぁ…とおもっていたがこれを用意していたとは……
各ラッピングで表情もポーズも違うし書き足りないとばかりに周囲に散りばめられたちびキャラ。
今後の推しラピ揃え本を出す人たちはこれを念頭に置くわけで……みんなどうなっちゃうんですかね、たのしみですね(?)

「ANALOG」(とまとごはん/ 榊りく さん)

りくさんの絵、デジタルでもアナログの質感を持っているけど、アナログもがちでうまい
このグラデーションはどうやって・・・アナログにおける肌色の質感もすげぇ~~~ってなる。
最終的には舌を巻くので唸り声しか出なくなる

Fan Art for U!」(小麦大国/めっそ さん)

タイトル良き~~~推しでんこ本から得られる栄養というものがあり、その人がそのキャラに向けた可愛い・かっこいい・綺麗・おもしろい・えっち色っぽい・・・・の感情がアソートのように得られるのでオススメです。いちほを見ろ!というおもい伝わる。乾かしてもらってるところかわいいなぁ。全身が多いのも嬉しい。私もサボらす書こう、ぜんしんのかわいさ…

「大人でんこロリ化本」(こなゆき / こなつつとむ さん)

衣装に手を加え、デザインコンセプトまで描いてあるのがすごい。これで一気にこのシリーズを読みたくなる。
年齢調整って結構実際やると難しいのだけど、どのでんこもきっちり子供(orお姉さん)で、筆の速さは知っていたけどこういうアレンジもできるんですね……となりました。この作品も全身絵が多いわけです。やっぱり技術は全身から来るのか…?

「Make-up Metamorphoses」(埴輪誘導弾/ 塩酸 さん)

化粧品……というのはあまり馴染みがないが、それを切り口にすると色々なお話に繋げられるんだな
絵を描いていると、顔周りの化粧やネイルの知識が気になってきて、ネイルとかも面白そうなので興味でるはなしでした。
いつも同じ色で描いている肌とか唇とか、そういうのだって気分や変えていいんだよね!

「きっとそれは」(反転任務 / 45 さん)

マッサージのところの描写に熱を感じた() 自分は勢いでお話とかを読んでしまい、あまり考察とか出来ないのですが、ギンカな話を見返しながら読んだことで、すこしだけギンカさんの表情の意味に寄り添えた気がします。アイちゃんは…全顔ヤバくてすき(褒)
あと氏が挿絵を描かれたMO神奈川本も良かったです。イムラこういう顔似合いますね

「本宿ひまり イラスト入り系統板集」(バイオレットビルの地下1階/ モヨ さん)

いろんなバージョンのひまりを楽しめてかわいくお得(あまりにも自然な褌姿がいい)
B5横で出すとたいへん迫力があって解像度高くてよい。自分は元ネタわからないけど、こだわりかんじる
サボのシールもいただきましたが可愛かった。こういうの、グッズ映えしていいな・・・!

「#東京各停珈琲日和」(阿佐ヶ谷パラレルユニバース/ 24 さん)

謎のムサシノ喫茶店徘徊人、24さんの総武中央喫茶店ガイド集。気取らずでかけたくなる、住んだ空気の本。
こういうのやりたいが、それを描くうえで壁になる「背景風景」をまるで軽々と描いていくのが24さん
なぜ……?複雑なパースなのに……?このへんは色使いの技術も関係しているのだろう
自分もサボらずに風景に挑む努力せねば・・・・

「ちゃれんじ!5DAYS」(PARA PARANOIA/ みくおじ さん)

えっちやねぇ~~~~~~~~!!!!!!!! 私事ですが今回のイベントで作草部姉妹の絵を描いていたので、マコが乱れてるのみて余計ドキドキしたし、途中から抑えられなれなくなっているのをみてさらにドキドキしました。

「岐阜に1ヶ月住んだレポ3+α」(RainWaterServer/ 雨宮ミズキ さん)

愛ゆえにシリーズが続いている……岐阜とハルちゃんを定着していくことで、徐々に現実を侵食しているのでは…?
テンポよいお話でも笑えるし、不意に出てくる大ゴマイラストも躍動感合って可愛い。ふぶをありがとうございます……
さらに続編が出たという噂もあり、どこまで続いてくのかも気になる。こういうのは無限に続いたほうがいいですからね

「yorozu」(ちびたん。/ちーこ さん)

Kawaii~~~~となるちーこさんのイラスト。線画の色が丁寧。塗りも可愛い。
等身にかかわらず可愛さが変わらないのもすごい。大写しの絵も、全身絵も、細かいところまで楽しめる
A4判型最高!A4判型迫力がある!!な一冊だった。。。

「さぁお前のオマージュ(罪)を教えな!」(CA-Station/CAS さん)

とにかくネタが描きたいんや!!!という熱を感じる。ものすごい勢いでものすごいネタが来て去っていった……
こういうのは前置きなんていらないんだな……A4なので迫力あったその2

「呑み鉄だけの本」(Project猫ルリ/ よしな さん)

鉄道と酒!の本。圧倒的酒瓶率。駅メモの同人誌、こういうのも最高なので助かる。
ボックス席に乗ったら酒瓶を開けたいのが世の常で、なんかその道のプロの姿を見たようです。。。いや酒多すぎか?

「SEASON2・3」(おくらのはちみつ漬け/ おくら さん)

オリジナル衣装でんこといえば、おくらさん。とにかく「お姉さん……!(漢字表記)」と漏れるようなスマートな衣装にアレンジしてくのが本当にすごい。小物やネイルの1つ1つにもおしゃれが行き届いていて、読んでるときも隅々まで発見があったので、そうやって全身を楽しみながら描くのもいいな…と感じるようになった

「Wonderescape!!」(OMTrackⅢ / むさしの号 さん)

リトちゃんの大規模合同集であった。飛ぶように手に取られていた。
儚い可憐な印象のあるリトちゃんだけど、キュートなものからキリッとした表情が沢山みれて、ひじょうに愛されているのを感じる…
福井でんこでもあるし、こういった年齢層のでんこの魅力とはを一気に知ることが出来ました。勉強になるぜ……


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今回全部書いてみました。漏れがあったらすまん。ぐぬぬぬぬとなりすぎて記憶がないんですが、全身絵を書こうとか、ちゃんと服やコスメ、ポーズについてリサーチしようとか、バリエーションや熱量が多いものが多すぎてここで勝てるのか!?とか、色々思った気がします。
本当に凄い作品がおおくて、駅メモだけでも恐ろしい世界。自分をうまく保って、少ない時間でもまた絵を書いて作品を書いていきたいなと思う感じになった。みてなさいよ~~~!!!!!!!!